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作品解説
一夜にして財産を失い日本の小さな島へ渡った韓国人の空間プランナーと、亡き祖父の畑を受け継いでイチゴの新品種を育てる島の農家が織りなすラブコメディ。日本テレビとCJ ENMが初めて共同で手がけた日韓共同制作ドラマだ。
『メリーベリーラブ』は、日本では2026年10月7日に日本テレビの水曜ドラマ枠(水曜22時)で放送が始まり、同日からディズニープラスで韓国を含む世界に毎週配信されている。韓国のディズニープラスの作品ページでは、12+(12歳以上対象)と表示されている。日本テレビは本作を、『愛の不時着』『涙の女王』を生んだCJ ENMとの初の共同プロジェクトと紹介し、日本テレビホールディングスとウォルト・ディズニー・ジャパンの戦略的協業の一環として、地上波放送とディズニープラスでの世界配信をあわせて行うと発表した。制作はCJ ENM Japanと日本テレビ。メインテーマはSEKAI NO OWARIの「Supermarket」で、SEKAI NO OWARIが楽曲を提供し幾田りらが歌う挿入歌「時が止まった日」は、第2話の放送で初めて流れた。
演出はキム・スジョンとノ・ヨンソプ。キム・スジョンはWATCHAのシリーズ『セマンティックエラー』を演出し、脚本のイ・ジェユンは『離婚保険』を執筆した。企画はCJ ENMグローバルコンテンツ制作チームのイ・サンファCP。CJ ENMは2025年11月に共同制作を発表し、同月に香港で開かれた「ディズニープラス・オリジナル・プレビュー 2025」でも作品が紹介された。チ・チャンウクは、福岡にある実在の島・能古島で撮影し、船で島を行き来しながら通勤するように現場へ通ったこと、劇中の夏凛の家もその島にあったことを振り返っている。今田美桜は、撮影期間が半年近くに及んだと語った。島では冬が明け、春へと移り変わる風景を目にし、撮影部や照明部には韓国のスタッフが多かったとも明かしている。
チ・チャンウクが完璧主義の空間プランナー、イ・ユビンを、今田美桜が島「茶呂島」でイチゴの新品種開発に打ち込む農家の白浜夏凛を演じる。第1話では、共同経営者の裏切りで財産を失ったユビンが、亡き父の遺産があるという茶呂島へ向かい、島へ渡る船の乗船券をめぐって夏凛と争ったのに続き、イチゴ畑でも誤解からぶつかり合う。夏凛は品種認定審査を目前に控えながら、作業員に逃げられて人手が足りない状況にある。第2話では、いったん韓国へ帰ったユビンが夏凛の農園に作業員として再び現れ、二人は社長と作業員という関係になり、ユビンは夏凛が病気を抱えていることを知る。第3話では、嵐でユビンが寝泊まりしていた納屋が壊れ、夏凛は彼を家に入れる。ユビンは、父がかつてこの家に滞在し、夏凛の祖父と作物の研究をしていたことを知る。ユビンは島の人々に頼まれた恒例行事「グリーンノヴァコーポレーションフェスタ」の茶呂島ブースのデザインを引き受ける代わりに、夏凛の家に住まわせてほしいと求め、二人は夏凛が決めたルールのもとで同居を始める。ナム・ユンスが島に居ついたワーキングホリデーの青年パク・クナムを、久間田琳加がカフェ&バーを営みながら恋愛専門のタロット占い師もしている夏凛の友人・水野麻理を演じる。
チ・チャンウクは、日本との共同プロジェクトにぜひ参加したかったと明かしている。日本語があまり得意ではない韓国人を、不自然にならず、それでいてかわいらしく面白く見せる表現に悩み、現場では日本のスタッフに細かい点を尋ねながら作り上げていったという。今田美桜は、韓国の脚本家・監督の作品に参加することは新しい挑戦だったとし、チ・チャンウクと交わした何気ない会話をそのまま台詞に使った場面もあると語った。日本テレビは10月14日、配信開始後5日間の視聴実績に基づき、本作が2026年にディズニープラスで配信された日本発の実写作品の中でグローバル視聴数1位になったと発表した。同じ発表では、第1話のTVer再生数が10月13日時点で200万回を超えたことも明らかにした(TVer DATA MARKETING調べ)。
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