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映画を学んでいたユジンは、古い友人に会いにポーランドへやって来た。映画を学んでいたドンチョルも、古い友人に会いにウクライナへやって来た。一人でヨーロッパを旅していた二人はそれぞれの都市に滞在し、数日後にそこへ来るはずの相手を待つ。待ちわびる数日間、ユジンとドンチョルは街を歩きながら見知らぬ通りや思いがけない人々、古い芸術品と出会う。彼らが見つめる都市はまったく異なる場所だが、その眼差しはしばしば重なって見える。時に彼らはそれぞれ作りたい映画を想像しながら文章を書く。ユジンの物語には男優(ドンチョル)が、ドンチョルの物語には女優(ユジン)が主人公として登場する。彼らの物語には、シベリアから渡ってきたという高麗人の幽霊も現れる。その間、彼らが待ち望んでいた相手はしだいにポーランドへ、ウクライナへと近づいてくる。しかし映画の中のユジンとドンチョルには、その事実はさほど重要ではないようだ。


