2026年7〜9月期 韓国映画総まとめ

編集部 · 2026-10-06

2026年第3四半期の韓国の劇場では、夏興行を外国映画がけん引した。その中でナ・ホンジン監督の『ホープ(原題)』が450万人を超えて今期の韓国映画興行1位となり、秋夕(チュソク)を前にした9月23日には『暗殺者(たち)(原題)』と『タチャ:ベルゼブブの歌(原題)』が同日に公開され、そろって100万人を突破した。9月にはイ・チャンドン監督の『もしもの愛』がヴェネチア国際映画祭で審査員大賞を受賞した。

観客数は韓国映画振興委員会の統合電算網に基づく、報じられた時点の数値。

『ホープ(原題)』── 今期の韓国映画興行1位

7月15日公開。非武装地帯近くの人里離れた港町ホポ港に正体不明の存在が現れて町を襲い、出張所長のボムソク(ファン・ジョンミン)、新米警察官のソンエ(チョン・ホヨン)、地元の追跡者ソンギ(チョ・インソン)が町を守るため立ち上がる。ナ・ホンジン監督が『哭声/コクソン』以来10年ぶりに脚本と監督を手がけた新作で、マイケル・ファスベンダー、アリシア・ヴィキャンデル、テイラー・ラッセルが出演した。

公開初日に33万人を動員し、ナ・ホンジン監督作品で最大のオープニングを記録。11日で300万人、8月2日に400万人を突破した。第79回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選出され、北米ではNEONの配給で9月9日に公開された。

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『暗殺者(たち)(原題)』── 秋夕の興行1位

9月23日公開。1974年8月15日の光復節記念式典で起きた大統領夫人狙撃事件を題材に、狙撃の現場を目撃した刑事パク・チョルグ(ユ・ヘジン)、新聞社の社会部長キム・ジェファン(パク・ヘイル)、新人記者ハン・ヨンイル(イ・ミンホ)が事件をめぐる疑問を追う。監督は『満ち足りた家族』のホ・ジノ。

公開初日に13万人を動員して1位となり、4日目に100万人、11日目の10月3日に200万人を突破した。10月4日までに223万人を動員。公開に先立ち、トロント国際映画祭のガラ・プレゼンテーション部門で初上映された。

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『もしもの愛』── 韓国映画初のヴェネチア審査員大賞

イ・チャンドン監督が『バーニング 劇場版』以来8年ぶりに発表した新作。解雇された労働者とその妻、ドキュメンタリー監督とその夫が、ドキュメンタリー撮影をきっかけに出会い、互いの異なる人生と秘めた欲望に向き合う。チョン・ドヨン、ソル・ギョング、チョ・インソン、チョ・ヨジョンが出演した。

第83回ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門で審査員大賞と国際映画批評家連盟賞を受賞した。韓国映画がヴェネチアの審査員大賞を受賞したのは初めて。Netflix映画で、韓国では9月23日に一部の劇場で先行公開されて10月4日までに23万人を動員し、Netflixでは11月6日に全世界配信される。

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『タチャ:ベルゼブブの歌(原題)』── シリーズ第4作

9月23日に公開された『タチャ』シリーズの第4作。ホ・ヨンマン(作:キム・セヨン)の漫画『タチャ』第4部が原作で、オンラインカジノ事業ですべてを手に入れたと信じていたチャン・テヨン(ピョン・ヨハン)が、自分のすべてを奪った同い年の友人パク・テヨン(ノ・ジェウォン)とグローバルな賭博の場で再会する。前の3作とはつながらない新たな登場人物たちの物語で、花札の代わりにポーカーが中心となる。『国家が破産する日』のチェ・グッキが監督し、三吉彩花、チョ・ウジンが出演した。

青少年観覧不可(成人向け)の作品で、公開8日目に100万人を突破し、10月4日までに136万人を動員した。

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『インターン(原題)』── ハリウッド映画の韓国版

9月16日公開。ナンシー・マイヤーズ監督の2015年の映画『マイ・インターン』をリメイクした。創業3年でファッション業界から注目される会社に育てた代表イ・ソヌ(ハン・ソヒ)の会社に、キャリア37年のシニアインターン、キム・ギホ(チェ・ミンシク)が入り、世代や役職を越えた会社生活が繰り広げられる。『82年生まれ、キム・ジヨン』のキム・ドヨンが監督した。

公開初日に興行ランキング1位となり、42日連続1位だった外国映画『オデュッセイア』をその座から引きずり下ろした。10月4日までに83万人を動員した。

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『慶州紀行(原題)』── 母と3人の娘の旅

8月26日公開。修学旅行に出かけたまま帰ってこなかった末娘を8年間待ち続けた母オクシル(イ・ジョンウン)と3人の娘(コン・ヒョジン、パク・ソダム、イ・ヨン)が慶州へ家族旅行に出かけるが、平凡な旅に見えるこの道のりは、実は綿密に計画された復讐劇だった。『カモメ(原題)』のキム・ミジョ監督が脚本と監督を務めた初の商業映画。公開初日に韓国映画の中で1位(全体3位)でスタートした。

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