2024年1〜3月期 韓国映画総まとめ

編集部 · 2026-10-11

2024年第1四半期の韓国の劇場をけん引したのは、2月22日公開の『破墓/パミョ』だった。『破墓/パミョ』は公開32日目の3月24日に2024年初の観客1,000万人突破作品となり、3月27日に『コメント部隊』が公開されるまで34日連続で興行1位を守った。1月には大作『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』が143万人にとどまった一方、中規模作品の『市民捜査官ドッキ』が171万人を動員した。Netflixでは『バッドランド・ハンターズ』が3週、『ロ・ギワン』が1週にわたって非英語映画部門のグローバル1位となった。

観客数は韓国映画振興委員会の映画館入場券統合電算網(KOBIS)公式統計の2026年8月時点の累計(1万人未満切り捨て)。年間順位は2024年1年間の観客数に基づく。Netflixの順位と視聴数はNetflix公式の週間集計による。

『破墓/パミョ』── 2024年初の観客1,000万人突破作品

2月22日公開。多額の報酬で怪しい墓の改葬を引き受けた風水師キム・サンドク(チェ・ミンシク)、巫堂(ムーダン)イ・ファリム(キム・ゴウン)、葬儀師コ・ヨングン(ユ・ヘジン)、法師ユン・ボンギル(イ・ドヒョン)が、地中に隠されたものと対峙するオカルト・ミステリー。チャン・ジェヒョンが脚本と監督を務めたオリジナル作品で、公開に先立ち2月16日に第74回ベルリン国際映画祭フォーラム部門で初上映された。

公開初日に33万6,114人を動員し、公開32日目の3月24日に観客1,000万人を突破した。累計観客1,191万人で2024年の韓国映画興行1位となった。韓国のオカルト映画が観客1,000万人を超えたのは初めて。第60回百想芸術大賞で監督賞(チャン・ジェヒョン)、女性最優秀演技賞(キム・ゴウン)、男性新人演技賞(イ・ドヒョン)、芸術賞(音響、キム・ビョンイン)を、第45回青龍映画賞で監督賞・主演女優賞など4部門を受賞し、シッチェス映画祭のコンペティション部門では審査員特別賞を受賞した。Netflixでは7月15〜21日の集計週に非英語映画部門のグローバル5位となった。

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『市民捜査官ドッキ』── ボイスフィッシング詐欺の黒幕を追うクリーニング店の店主

1月24日公開。クリーニング店の火事の後、融資先を探すうちにボイスフィッシング詐欺の被害に遭ったキム・ドッキ(ラ・ミラン)が、詐欺組織の一員ソン代理(コンミョン)から情報提供の電話を受け、仲間たちとともに自ら中国へ向かう。2016年に華城(ファソン)のクリーニング店の店主がボイスフィッシング組織の黒幕を捕まえた実話をもとにパク・ヨンジュが監督し、ヨム・ヘラン、パク・ビョンウン、チャン・ユンジュ、イ・ムセン、アン・ウンジンが共演した。

累計観客171万人で2024年の韓国映画の年間10位となった。第26回ウーディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門に招待され、ヨム・ヘランが第44回黄金撮影賞で助演女優賞を受賞した。

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『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』── 損益分岐点に届かなかった2部作の完結編

1月10日公開。IMAX、4DX、ScreenXでも同時公開された。2022年の『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』の続編で、過去に閉じ込められたイアン(キム・テリ)が神剣を取り戻して未来へ帰ろうとし、ムルク(リュ・ジュンヨル)と道士たち、盲目の剣士が神剣をめぐって追いつ追われつを繰り広げる。チェ・ドンフンが脚本と監督を務め、キム・ウビン、ソ・ジソブ、ヨム・ジョンア、チョ・ウジン、キム・ウィソンが共演した。

公開初日に10万3,467人を動員して10日連続で興行1位を守ったが、累計観客は143万人で、報じられた損益分岐点(700万人以上)を大幅に下回った。シドニー映画祭やウーディネ・ファーイースト映画祭のコンペティション部門などに招待された。

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『コメント部隊』──『破墓/パミョ』の連続1位を止めた社会派スリラー

3月27日公開。大企業の不正を報じた記事が誤報とされて停職処分を受けた記者イム・サンジン(ソン・ソック)が、ネット世論操作組織からの情報提供を受けて取材に乗り出す。チャン・ガンミョンの同名小説が原作で、アン・グクジンが脚本と監督を務めた。キム・ソンチョル、キム・ドンフィ、ホン・ギョンが共演した。

公開初日に興行1位となり、公開日から続いていた『破墓/パミョ』の34日連続1位の記録を止めた。累計観客は97万人。

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『バッドランド・ハンターズ』── Netflix非英語映画部門グローバル1位を3週

1月26日にNetflixで配信された映画。大地震で廃墟と化したソウルで、ハンターのナムサン(マ・ドンソク)が、さらわれた少女を救うため怪しげなマンション団地に乗り込む。ホ・ミョンヘンの監督デビュー作。イ・ヒジュン、イ・ジュニョン、ノ・ジョンウィ、アン・ジヘが共演した。劇場公開を前提に製作されたが、Netflixオリジナル作品として配信された。

配信1週目(1月22〜28日の集計)から4週連続で非英語映画部門のグローバルTOP10入りし、そのうち1月22日〜2月11日の3週連続で1位を守った。週間最高視聴数は1,810万回で、グローバルTOP10入りした期間の週間視聴数の合計は4,100万回。

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『ロ・ギワン』── 韓国二大映画賞で助演賞を受賞したNetflix映画

3月1日にNetflixで配信された映画。母を亡くした脱北者ロ・ギワン(ソン・ジュンギ)が、見知らぬベルギーのブリュッセルで難民認定を得ようと踏ん張るうちに、元射撃選手のマリ(チェ・ソンウン)と出会う。チョ・ヘジンの小説『ロ・ギワンに会った』が原作で、キム・ヒジンが脚本と監督を務めた。チョ・ハンチョル、キム・ソンリョン、イ・サンヒが共演した。

配信1週目(2月26日〜3月3日の集計)から3週連続で非英語映画部門のグローバルTOP10入りし、3月4〜10日の集計週に1位となった。週間最高視聴数は510万回。ソンジュ役のイ・サンヒが第60回百想芸術大賞の女性助演賞と第45回青龍映画賞の助演女優賞を受賞した。

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