2025年1〜3月期 日本映画総まとめ

編集部 · 2026-10-07

2025年第1四半期の日本の劇場では、2024年12月公開作のロングランとアニメーションが強さを見せる中、新たに公開された実写映画も週末興行ランキング1位を獲得した。実写映画では、坂元裕二がオリジナル脚本を手がけた『ファーストキス 1ST KISS』が四半期1位となり、1月公開の『366日』と2月公開のドラマ続編『劇場版 トリリオンゲーム』が興行収入20億円を超えた。Netflix独占配信の『Demon City 鬼ゴロシ』は、Netflixの非英語映画部門グローバルランキングで最高2位まで上昇した。興行収入は特記のない限り日本映画製作者連盟(映連)による2026年1月末時点の集計で、Netflixの順位と視聴数はNetflix公式の週間Top 10に基づく。

『ファーストキス 1ST KISS』── 第1四半期の実写映画興行1位

2月7日、東宝配給で公開。結婚15年目に事故で夫・駈(松村北斗)を亡くしたカンナ(松たか子)が、タイムトラベルで夫と初めて出会う直前の過去に戻り、彼を救う方法を探す。塚原あゆ子が監督し、坂元裕二が原作のないオリジナル脚本を書いた。吉岡里帆、森七菜、リリー・フランキーが共演した。

興行収入28.8億円で、第1四半期に公開された日本の実写映画で最も高い興行成績を記録した。公開初週末に動員17万4,000人、興行収入2億5,400万円で1位となり、4週目の週末(2月28日〜3月2日)に再び1位を獲得した。第49回日本アカデミー賞では優秀作品賞をはじめ、優秀監督賞(塚原あゆ子)、優秀主演女優賞(松たか子)、優秀助演男優賞(松村北斗)などを受賞した。

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『366日』── 1月公開の実写映画興行1位

1月10日、松竹とソニー・ピクチャーズの共同配給で公開。HYの同名曲をモチーフにした純愛映画で、2003年の沖縄で音楽によって結ばれた高校の先輩・後輩の恋人同士、湊(赤楚衛二)と美海(上白石萌歌)が、別れた後の20年にわたって互いの約束と向き合う。新城毅彦が監督し、福田果歩が脚本を書き、玉城ティナ、中島裕翔が共演した。

興行収入25.8億円は、1月に公開された日本の実写映画で最も高い。公開4週目の週末(1月31日〜2月2日)には動員18万1,000人で週末動員ランキング1位となった(同じ週末の興行収入は3位)。第49回日本アカデミー賞で優秀脚本賞(福田果歩)、優秀音楽賞、優秀録音賞を受賞し、米コロンビア・ピクチャーズが英語リメイク権を獲得した。

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『劇場版 トリリオンゲーム』── ドラマの劇場版、2週連続1位

2月14日、東宝配給で公開。稲垣理一郎と池上遼一の漫画を原作とする2023年のTBSドラマの続編。1兆ドルを稼ぐことを目指すハル(目黒蓮)とガク(佐野勇斗)が、今度は世界的なカジノ王ウルフ・リー(石橋凌)が絡む勝負に挑む。村尾嘉昭が監督し、羽原大介が脚本を書き、今田美桜、福本莉子が共演した。

Snow Manの目黒蓮が主演した本作は、公開初週末に動員43万8,000人、興行収入6億1,600万円で1位となって2週連続1位を守り、興行収入20.5億円を記録した。キネマ旬報ベスト・テンの読者選出日本映画部門では5位に入った。

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『アンダーニンジャ』── 福田雄一の忍者コメディアクション

1月24日、東宝配給で公開。花沢健吾が「ヤングマガジン」で連載した漫画が原作で、福田雄一が監督と脚本を務めた。戦後に解体された後も日本各地に潜む忍者たちのうち、仕事のない末端の忍者・九郎(山﨑賢人)が、ある高校への潜入任務を命じられる。浜辺美波、間宮祥太朗、白石麻衣、佐藤二朗が出演した。

公開初週末3位でスタートし、興行収入15.9億円を記録した。フジテレビが製作に参加した作品だったため、スポンサーのCM見合わせで生じた同局のCM枠の空白により同局製作映画の宣伝露出が大幅に増えると、公開6週目に順位を上げる異例の推移を見せた。作品の評価は分かれた。

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『Demon City 鬼ゴロシ』── Netflix非英語映画グローバル2位

2月27日にNetflixで全世界独占配信された。家族を失い12年間昏睡状態にあった元殺し屋・坂田周平(生田斗真)が目覚め、鬼の面をかぶった男たちへの復讐に乗り出す。河部真道の漫画『鬼ゴロシ』が原作で、田中征爾が監督・脚本を、布袋寅泰が音楽を担当した。東出昌大、田中美央、當真あみが共演した。

3月2日までの週にNetflixの非英語映画部門グローバルランキングで2位となり、同じ週の日本ランキングでは1位だった。グローバルランキングに4週間とどまり、週間最高で視聴数1030万回(3月9日までの週)、合計2490万回を記録した。

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