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よたよたと体の不自由な男を背負い、38歳の独身でエイズ感染者であるサンウが向かう先は、「全国で一番安い」娼婦がいるソウル郊外のとある小屋だ。客を中に押し込みながら、サンウは「お母さん」と呼ぶ。今彼が連れてきた客を迎えるその女は、この世で誰よりもサンウが一番愛する彼の母親——娼婦だ。六十の歳になって娼婦にならなければならず、母を売りながらヒモを続けなければならなかった二人。理解しがたい彼らの関係は、サンウを捨てて去ったサンウの父が残した傷跡だ。若い女と新しい家庭を築き、普通の生活を送っているように見えるサンウの父。しかし実際は、狂信的な妻、ひきこもりの息子(ヒチョル)、荒れた生活を送る娘(ヒス)とともに暮らしており、彼らをかつてと同じように傷つけ続けている。娼婦である母への憐憫とエイズへの強迫観念、そして父への怒りが入り混じるある日……サンウは決断を下す。





















