2024年1〜3月期 韓国ドラマ総まとめ
編集部 · 2026-10-11
2024年1〜3月に放送が始まった韓国ドラマは35作品。tvN『涙の女王』が最終話24.9%でtvN歴代最高視聴率を打ち立て、tvN『私の夫と結婚して』(最高12.0%)とMBC『夜に咲く花』(最高18.4%)も2桁の視聴率で幕を閉じた。Netflixの非英語TV部門では、『ソンサン -弔いの丘-』『ドクタースランプ』『殺人者のパラドックス』が次々とグローバル1位に輝いた。
以下、今期を代表する作品をまとめた。視聴率はニールセン・コリアの全国世帯視聴率(ケーブル・総合編成チャンネルは有料放送加入世帯基準)で、Netflixの順位と視聴数はNetflix公式の週間集計(2026年10月11日時点)。Netflixの視聴数合計は、グローバルTOP10入りした週の視聴数を単純に合算した値。
『涙の女王』── tvN歴代最高視聴率24.9%
tvNの土日ドラマとして3月9日から4月28日まで全16話が放送され、スペシャル2回が別途編成された。クイーンズグループの財閥3世ホン・ヘイン(キム・ジウォン)と、田舎の里長の息子から法務理事となった夫ペク・ヒョヌ(キム・スヒョン)が、危機を乗り越えて再び愛を取り戻す物語。脚本はパク・ジウン、演出はチャン・ヨンウとキム・ヒウォンのオリジナル作品で、パク・ソンフン(ユン・ウンソン)、クァク・ドンヨン(ホン・スチョル)、イ・ジュビン(チョン・ダヘ)が共演した。
第1話5.9%でスタートし、最終第16話で最高24.9%を記録した。平均は15.7%。『愛の不時着』を上回るtvN歴代最高視聴率である。Netflixでも配信されて非英語TV部門で最高1位となり、TOP10に15週とどまって合計視聴数4300万回を記録した。週間最高視聴数は4月15〜21日の週の480万回。2024ソウルドラマアワードで韓国ドラマ優秀作品賞(『ムービング』と共同)を、2024アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワードで演出賞(グランドファイナル)を受賞した。
『私の夫と結婚して』── 10年前に戻った復讐劇、最終話12.0%
tvNの月火ドラマとして1月1日から2月20日まで全16話が放送された。夫と親友に裏切られて命を落としたカン・ジウォン(パク・ミニョン)が10年前に戻り、運命を変えようとする物語で、ソン・ソジャクの同名ウェブ小説が原作。ウェブトゥーン化もされている。演出はパク・ウォングクとハン・ジンソン、脚本はシン・ユダムで、ナ・イヌ(ユ・ジヒョク)、イ・イギョン(パク・ミナン)、ソン・ハユン(チョン・スミン)、イ・ギグァン(ペク・ウノ)が共演した。
第1話5.2%でスタートし、最終第16話で最高12.0%を記録した。平均は9.1%。一部地域ではAmazon Prime Videoで配信された。
『夜に咲く花』── 最終話18.4%、イ・ハニが百想芸術大賞で最優秀演技賞
MBCの金土ドラマとして1月12日から2月17日まで全12話が放送された。昼は貞節を守る未亡人、夜は覆面姿で弱者を助けるチョ・ヨファ(イ・ハニ)を描いた、朝鮮時代が舞台のコミカルなアクション劇。演出はチャン・テユ、チェ・ジョンイン、イ・チャンウ、脚本はイ・セムとチョン・ミョンインで、イ・ジョンウォン(パク・スホ)、キム・サンジュン(ソク・チソン)、イ・ギウ(パク・ユナク)が共演した。
第1話7.9%でスタートし、最終第12話で最高18.4%を記録した。平均は11.8%。イ・ハニは第60回百想芸術大賞でTV部門女性最優秀演技賞を、2024コリアドラマアワードで大賞を受賞した。
『美女と純情男』── 15.3%でスタートし最終話21.4%
KBS2の週末ドラマとして3月23日に始まり、全50話が放送された。トップスターのパク・ドラ(イム・スヒャン)と、彼女に長年片思いしてきたドラマPDコ・ピルスン(チ・ヒョヌ)のロマンスで、演出はホン・ソック、脚本はキム・サギョンのオリジナル作品。チャ・ファヨン(ペク・ミジャ)、ヤン・デヒョク(パク・ドシク)が共演した。
第1話15.3%でスタートし、最終第50話で最高21.4%を記録した。平均は16.9%。放送は7〜9月期まで続いた。
『財閥X刑事』── シーズン2へと続いたコミカル捜査劇
SBSの金土ドラマとして1月26日から3月23日まで全16話が放送された。世間知らずの財閥3世チン・イス(アン・ボヒョン)が強力班の刑事となって事件を解決していくコミカルな捜査劇で、ロシアのドラマ『Silver Spoon』(2014年)のリメイク。演出はキム・ジェホン、脚本はキム・バダで、パク・ジヒョン(イ・ガンヒョン)、カン・サンジュン(パク・ジュニョン)、キム・シンビ(チェ・ギョンジン)、クァク・シヤン(チン・スンジュ)が共演した。
第1話5.7%でスタートし、第8話で最高11.0%を記録した。最終第16話は9.3%、平均は8.3%。アン・ボヒョンが2024 SBS演技大賞でミニシリーズ ジャンル/アクション部門の最優秀演技賞を受賞した。シーズン2は2026年8月7日から9月19日まで放送された。
『ドクタースランプ』── NetflixグローバルTOP10に9週
JTBCの土日ドラマとして1月27日から3月17日まで全16話が放送された。高校時代のライバルだった2人の医師ヨ・ジョンウ(パク・ヒョンシク)とナム・ハヌル(パク・シネ)が、人生のどん底で再会するロマンティック・コメディで、演出はオ・ヒョンジョン、脚本はペク・ソヌ。ユン・バク(ピン・デヨン)、コン・ソンハ(イ・ホンラン)が共演した。
第1話4.1%でスタートし、第10話で最高8.2%を記録した。最終話は6.5%、平均は5.6%。Netflixでも配信されて非英語TV部門で最高1位となり、TOP10に9週とどまって合計視聴数1860万回を記録した。週間最高視聴数は1月29日〜2月4日の週の290万回。
『殺人者のパラドックス』── Netflix非英語TV部門1位
2月9日に配信が始まったNetflixの全8話。偶然殺人を犯してしまった平凡な青年イ・タン(チェ・ウシク)と、彼を追う刑事チャン・ナンガム(ソン・ソック)の物語で、コマビのネイバーウェブトゥーンが原作。演出はイ・チャンヒ、脚本はキム・ダミンで、イ・ヒジュン(ソン・チョン)が共演した。
非英語TV部門のグローバルで最高1位となり、TOP10に4週とどまって合計視聴数1190万回を記録した。週間最高視聴数は2月12〜18日の週の550万回。イ・チャンヒは2025ディレクターズ・カット・アワードでシリーズ部門の監督賞を受賞した。
『ピラミッドゲーム』── 人気投票で階級が決まる学校
TVINGで2月29日から3月21日まで毎週木曜日に配信された全10話。人気投票で階級が決まる女子高校で繰り広げられる校内暴力サバイバルで、タルゴニャクのネイバーウェブトゥーンが原作。演出はパク・ソヨン、脚本はチェ・スイで、イ・ジェギュがクリエイターを務めた。ボナ(ソン・スジ)、チャン・ダア(ペク・ハリン)、リュ・ダイン(ミョン・ジャウン)、シン・スルギ(ソ・ドア)、カン・ナオン(イム・イェリム)が出演した。
OTT独占配信のため視聴率の集計はない。米TIME誌が選んだ2024年のKドラマ10作品に入った。
『チキンナゲット』── チキンナゲットになった娘、国際エミー賞コメディ部門ノミネート
3月15日に配信が始まったNetflixの全10話。会社社長の娘チェ・ミナ(キム・ユジョン)が正体不明の機械に入ってチキンナゲットに変わってしまい、父チェ・ソンマン(リュ・スンリョン)と、ミナに片思いするインターンのコ・ベクジュン(アン・ジェホン)が彼女を元に戻そうと奔走するコメディで、パク・チドクのネイバーウェブトゥーンが原作。イ・ビョンホンが脚本と演出を手がけた。
Netflixの非英語TV部門では3月18〜24日の週に10位でTOP10に1週入り、この週の視聴数は120万回。2025年の第53回国際エミー賞でコメディ部門にノミネートされた。
『殺し屋たちの店』── 叔父が遺した怪しい通販サイト
Disney+で1月17日から2月7日まで配信された全8話。両親を亡くし叔父チョン・ジンマン(イ・ドンウク)に育てられたチョン・ジアン(キム・ヘジュン)が、叔父の遺した怪しい通販サイトのせいで殺し屋たちの標的になるアクションドラマで、カン・ジヨンの小説「殺人者のショッピングモール(原題)」が原作。演出はイ・グォンとノ・ギュヨプ、脚本はイ・グォンとチ・ホジンで、ソ・ヒョヌ(イ・ソンジョ)、チョ・ハンソン(ベイル)、クム・ヘナ(ソ・ミンヘ)が共演した。
Disney+オリジナルで、具体的な公式視聴数は公表されていない。クム・ヘナが第3回青龍シリーズアワードで助演女優賞を受賞し、米TIME誌の2024年のKドラマ10作品(4位)と、ニューヨーク・タイムズの2024年ベスト・インターナショナルTVショーに選ばれた。シーズン2は2026年7月22日にDisney+で配信された。
『LTNS 不倫探偵夫婦物語』── イム・デヒョンとチョン・ゴウンのブラックコメディ、百想芸術大賞脚本賞ノミネート
TVINGで1月19日から2月1日まで配信された全6話。関係が冷え切った夫婦ウジン(イ・ソム)とサミュエル(アン・ジェホン)が、金を稼ぐために不倫カップルを追いかけるブラックコメディで、映画『ユンヒへ』のイム・デヒョンと『小公女』のチョン・ゴウンが共同で脚本と演出を手がけた。イ・ハクジュ(ジョンス)、キム・セビョク(セヨン)が共演した。配信に先立ち、2023年の釜山国際映画祭オンスクリーン部門で一部の話が上映された。
OTT独占配信のため視聴率の集計はない。第60回百想芸術大賞でTV部門脚本賞に、第3回青龍シリーズアワードでドラマ作品賞と主演女優賞(イ・ソム)にノミネートされた。シネ21の2024年の年間ベストシリーズで2位に選ばれた。