2025年7〜9月期 日本ドラマ総まとめ

編集部 · 2026-10-07

2025年7〜9月に放送が始まった日本ドラマは65作品。夏クールの民放連続ドラマ視聴率1位はTBS日曜劇場『19番目のカルテ』(平均10.2%)で、9月29日に始まった朝ドラ『ばけばけ』は初回16.0%と、前作『あんぱん』の初回(15.4%)を上回った。Netflixの日本オリジナルでは『今際の国のアリス』シーズン3が非英語TV部門のグローバル1位となり、『グラスハート』はNetflix日本のTV番組TOP10で2週にわたって1位を獲得した。地上波ドラマはおおむね4〜6%台の視聴率にとどまった。

視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯視聴率。Netflixの順位はNetflix公式の週間ランキング(非英語TV部門のグローバルランキングと日本のTV番組TOP10)。

『ばけばけ』── 朝ドラ初の外国人男性主人公

NHK連続テレビ小説第113作としてNHK大阪放送局が制作し、9月29日から2026年3月27日までNHK総合で月〜金曜の朝8時に全125回が放送された。小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルに、急速に西洋化が進む明治の日本で、外国人の夫とともに怪談を愛した女性と、その夫婦の物語を描くフィクション。髙石あかりが松野トキを、1,767人が応募したオーディションで選ばれたトミー・バストウがレフカダ・ヘブンを演じた。朝ドラが外国人の男性主人公を起用するのは初めて。吉沢亮、堤真一、北川景子が共演し、ふじきみつ彦が作を手がけた。

初回16.0%でスタートし、第52回(2025年12月9日)で最高16.5%を記録、最終回15.5%、期間平均15.2%だった。第127回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演女優賞(髙石あかり)、助演男優賞(トミー・バストウ)、監督賞を受賞し、第63回ギャラクシー賞テレビ部門特別賞、第50回エランドール賞新人賞(髙石あかり)も受賞した。

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『19番目のカルテ』── 夏クール民放視聴率1位

TBSの日曜劇場で7月13日から9月7日まで全8話が放送された。特定の臓器を専門としない「19番目の専門科」である総合診療科の医師・徳重晃(松本潤)が、患者の話に耳を傾けながら病の原因を探っていく医療ドラマ。富士屋カツヒトの漫画『19番目のカルテ 徳重晃の問診』が原作で、坪田文が脚本を手がけた。小芝風花、新田真剣佑が共演した。

初回11.4%でスタートし、第2話で作品最高の11.6%を記録、最終回11.0%、平均10.2%と、夏クールの民放連続ドラマで最も高い平均視聴率を記録した。Netflix日本のTV番組TOP10にも4週入り、そのうち1週は1位だった。

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『今際の国のアリス』シーズン3 ── Netflix非英語TV部門グローバル1位

9月25日にNetflixで全6話が一挙配信された。アリス(山﨑賢人)とウサギ(土屋太鳳)が再びデスゲームの世界「今際の国」に巻き込まれる物語で、賀来賢人がリュウジを演じた。麻生羽呂の同名漫画(小学館)が原作で、前シーズンに続いて佐藤信介が監督を務めた。

配信初週に視聴数850万回で非英語TV部門のグローバル2位に入り、2週目には700万回で1位となった。シーズン3は9月28日の週から10月26日の週まで5週にわたってグローバルTOP10入りし、この期間の週間視聴数の合計は2,160万回だった。その間にシーズン1もグローバル7位で再びTOP10入りした。Netflix日本のTV番組TOP10では2週にわたって1位だった。

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『グラスハート』── 佐藤健が企画したバンドドラマ

7月31日にNetflixで全10話が一挙配信された。天才ミュージシャン・藤谷直季が結成したバンドTENBLANKにドラマーの西条朱音が加わったことから始まる音楽青春ドラマで、若木未生の小説シリーズが原作。佐藤健が自らNetflixに企画を持ち込んで藤谷直季を演じ、宮﨑優が朱音を演じた。町田啓太、志尊淳、菅田将暉が共演し、岡田麿里らが脚本を手がけた。

Netflix日本のTV番組TOP10に8月3日の週から9月28日の週まで8週入り、そのうち2週は1位だった。非英語TV部門のグローバルランキングでは、8月10日の週に視聴数120万回で8位に入った。劇中バンドのTENBLANKは実際にアルバムも発表した。FILMARKS AWARDS 2025 配信ドラマ部門優秀賞を受賞した。

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『しあわせな結婚』── 大石静が描く結婚サスペンス

テレビ朝日の木曜ドラマとして7月17日から9月11日まで全9話が放送された。50年間独身を貫いてきたスター弁護士・原田幸太郎(阿部サダヲ)が、謎めいた美術教師・鈴木ネルラ(松たか子)と電撃結婚した後、妻の家族の秘密と向き合う物語で、大石静のオリジナル脚本。板垣李光人、岡部たかしが共演した。

初回8.5%でスタートして平均6.9%を記録し、Netflix日本のTV番組TOP10に9週入って最高3位となった。ギャラクシー賞9月度月間賞を受賞し、第125回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では松たか子が助演女優賞を受賞した。

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『愛の、がっこう。』── 『昼顔』コンビの再タッグ作

フジテレビの木曜劇場で7月10日から9月18日まで全11話が放送された。高校教師の小川愛実(木村文乃)と、文字をうまく読めないホストのカヲル(ラウール)が、異なる世界を越えて惹かれ合う大人の純愛物語。『昼顔』をともに手がけた井上由美子(脚本)と西谷弘(演出)が再びタッグを組んだオリジナルドラマで、沢村一樹が共演した。

初回視聴率は4.7%だった。第29回日刊スポーツ・ドラマグランプリ(夏ドラマ)で作品賞、主演女優賞(木村文乃)、助演男優賞(ラウール)、助演女優賞(筒井真理子)を受賞した。

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