2024年10〜12月期 日本ドラマ総まとめ

編集部 · 2026-10-11

2024年10〜12月に放送が始まった日本ドラマは68作品。野木亜紀子が脚本を手がけたTBS日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』は初回11.0%でスタートし、ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞と東京ドラマアウォード連続ドラマ部門グランプリを受賞した。テレビ朝日『ザ・トラベルナース』シーズン2は全話10%を超え、平均11.2%を記録した。Netflix『さよならのつづき』は日本のTV番組TOP10で2週にわたって1位となり、フジテレビ『わたしの宝物』は視聴率こそ3〜5%台だったが、第1話の見逃し配信が1週間で333万回再生された。

視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯視聴率。Netflixの順位はNetflix公式の週間ランキング(非英語TV部門のグローバルランキングと日本のTV番組TOP10)。

『海に眠るダイヤモンド』── ドラマアカデミー賞5冠

TBSの日曜劇場で10月20日から12月22日まで放送された。地上波では最終回を拡大して全9回で放送し、配信版は最終回を分割して全10話で公開した。1955年から始まる長崎・端島(軍艦島)の青春物語と、2018年の東京を生きる青年の物語が交差する。野木亜紀子のオリジナル脚本を塚原あゆ子らが演出し、神木隆之介が鉄平と玲央の一人二役を演じた。杉咲花、池田エライザ、斎藤工、宮本信子が共演した。

初回11.0%が作品最高で、最低6.7%、最終回8.3%、平均8.3%を記録した。第122回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞など5冠に輝き、東京ドラマアウォード2025連続ドラマ部門グランプリ、ギャラクシー賞2024年12月度月間賞を受賞した。

海に眠るダイヤモンド作品情報を見る →

『ザ・トラベルナース』シーズン2 ── 全話10%超えの医療ドラマ続編

テレビ朝日の木曜ドラマとして10月17日から12月19日まで全9話が放送された。フリーランスの「トラベルナース」コンビが新たな病院で医師中心の慣習を覆していく医療ドラマで、中園ミホと香坂隆史のオリジナル脚本。岡田将生が那須田歩を、中井貴一が九鬼静を、松平健が天乃隆之介を演じた。

初回11.3%でスタートし、第6話で作品最高の12.1%を記録、最低も10.4%と全話が10%を超えた。最終回11.8%、平均11.2%だった。

ザ・トラベルナース シーズン2作品情報を見る →

『ライオンの隠れ家』── 初回が最低、最終回が最高

TBSの金曜ドラマとして10月11日から12月20日まで全11話が放送された。自閉スペクトラム症の弟と2人きりで暮らす市役所職員の前に、自らを「ライオン」と名乗る男の子が現れる。柳楽優弥が小森洸人を、坂東龍汰が弟の小森美路人を、佐藤大空がライオンを演じた。徳尾浩司・一戸慶乃のオリジナル脚本。

初回5.1%が作品最低で、最終回で作品最高の8.0%を記録した。平均は6.5%。ギャラクシー賞2024年12月度月間賞を受賞した。

ライオンの隠れ家作品情報を見る →

『宙わたる教室』── 定時制高校の科学部

NHK「ドラマ10」(火曜夜10時)で10月8日から12月10日まで全10話が放送された。東京の定時制高校に赴任した理科教師・藤竹叶(窪田正孝)が、年齢も境遇も異なる生徒たちと科学部をつくり、火星のクレーターを再現する実験に挑む。伊与原新の小説が原作で、澤井香織が脚本を手がけ、小林虎之介、伊東蒼、イッセー尾形が共演した。

第28回日刊スポーツ・ドラマグランプリ(秋ドラマ)で作品賞と助演男優賞(小林虎之介)を受賞した。

宙わたる教室作品情報を見る →

『さよならのつづき』── Netflix日本TOP10で1位2週

11月14日にNetflixで全8話が一挙配信された。事故で恋人を亡くした女性が、その恋人の心臓を移植された男性と出会う物語で、北海道とハワイを舞台にしている。岡田惠和のオリジナル脚本を黒崎博が監督し、有村架純が菅原さえ子を、坂口健太郎が成瀬和正を、生田斗真が中町雄介を演じた。

Netflix日本のTV番組TOP10に11月17日の週に3位で初登場し、11月24日の週と12月1日の週に1位となり、その後は5位、8位だった。非英語TV部門のグローバルTOP10には、11月17日の週に9位(視聴数130万回)、11月24日の週に10位(200万回)と2週入った。

さよならのつづき作品情報を見る →

『わたしの宝物』── 視聴率より見逃し配信で注目された作品

フジテレビの木曜劇場(木曜夜10時)として10月17日から12月19日まで全10話が放送された。夫のモラルハラスメントに苦しむ女性が、別の男性との子を夫の子として育てる「托卵」を描いた物語で、市川貴幸のオリジナル脚本。松本若菜が神崎美羽を、田中圭が神崎宏樹を、深澤辰哉が冬月稜を演じた。

視聴率は初回5.1%、最低3.7%、最終回5.8%(作品最高)だった。一方で第1話の見逃し配信は1週間で333万回再生され、フジテレビの10月期の記録を更新し、TVerのお気に入り登録数も10月24日時点で80万を超えて同クール1位となった。

わたしの宝物作品情報を見る →

『ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―』── 映画から続くWOWOWドラマ

WOWOWプライムとWOWOWオンデマンドで10月6日から12月1日まで全9話が放送された。明治末期の北海道で、元兵士の杉元佐一(山﨑賢人)とアイヌの少女アシㇼパ(山田杏奈)が、刺青を彫られた脱獄囚たちを追いながら金塊争奪戦を繰り広げる。2024年1月公開の映画の続編となるドラマで、野田サトルの漫画が原作。舘ひろしが土方歳三を、玉木宏が鶴見篤四郎を演じ、黒岩勉が脚本を手がけた。

ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―作品情報を見る →

『無能の鷹』── 有能に見える無能な新人のオフィスコメディ

テレビ朝日の「金曜ナイトドラマ」として10月11日から11月29日まで金曜夜11時15分に全8話が放送された。ITコンサルティング会社の新入社員・鷹野ツメ子(菜々緒)は誰が見ても有能そうだが実際にはほとんど仕事ができず、同期の鶸田道人(塩野瑛久)は有能なのに無能に見える。見た目と実力がかみ合わない二人を中心にした脱力系のオフィスコメディで、はんざき朝未の漫画が原作。根本ノンジが脚本を手がけ、井浦新・工藤阿須加・高橋克実が共演した。

主要人物の名字には鳥を表す漢字(鷹・鶸・雉・鳩など)が入り、話数も鳥を数える単位の「羽(わ)」で表記した。初回の視聴率は3.9%だった。

無能の鷹作品情報を見る →
← 四半期一覧へ