2024年7〜9月期 日本ドラマ総まとめ

編集部 · 2026-10-11

2024年7〜9月に放送が始まった日本ドラマは70作品。Netflix『地面師たち』はNetflix日本のTV番組TOP10で6週連続1位となり、非英語TV部門のグローバルランキングでも2位まで上昇した。9月に配信された『極悪女王』も日本のTV番組TOP10で3週にわたって1位だった。地上波ではTBS日曜劇場『ブラックペアン シーズン2』が平均11.3%と2桁を記録し、フジテレビ月9『海のはじまり』は最終回で作品最高の9.5%を記録した。9月30日には朝ドラ『おむすび』が初回16.8%でスタートした。

視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯視聴率。Netflixの順位はNetflix公式の週間ランキング(非英語TV部門のグローバルランキングと日本のTV番組TOP10)。

『地面師たち』── Netflix日本TOP10で6週連続1位

7月25日にNetflixで全7話が一挙配信された。土地の持ち主になりすまして他人の不動産を売り払う詐欺集団「地面師」が、巨額の土地取引を狙う物語で、新庄耕の小説が原作。大根仁が監督と脚本を務め、綾野剛が辻本拓海を、豊川悦司がハリソン山中を、ピエール瀧が後藤義雄を、小池栄子が稲葉麗子を演じた。

Netflix日本のTV番組TOP10では7月28日の週から9月1日の週まで6週連続で1位となった。非英語TV部門のグローバルTOP10には5週入り、8月4日の週の視聴数190万回(3位)が週間最多で、8月18日の週に最高2位まで上昇した。FILMARKS AWARDS 2024配信ドラマ部門最優秀賞を受賞し、セリフ「もうええでしょう」が2024新語・流行語大賞のトップテンに選ばれた。この作品をきっかけに、実際に起きた積水ハウス地面師詐欺事件にもあらためて関心が集まった。

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『極悪女王』── Netflix日本TOP10で1位3週

9月19日にNetflixで全5話が一挙配信された。1980年代の全日本女子プロレスで、平凡な少女・松本香が伝説のヒール「ダンプ松本」になっていく姿を描く。ゆりやんレトリィバァがダンプ松本を、唐田えりかが長与千種を、剛力彩芽がライオネス飛鳥を演じた。鈴木おさむが企画・脚本を、池上純哉が脚本を手がけ、白石和彌が第1〜3話、茂木克仁が第4〜5話を監督した。

Netflix日本のTV番組TOP10では9月22日の週から10月6日の週まで3週にわたって1位となり、10月13日の週は7位だった。非英語TV部門のグローバルTOP10には入らなかった。第51回放送文化基金賞ドラマ部門奨励賞を受賞し、ゆりやんレトリィバァは2025年12月の第8回アジアン・アカデミー・クリエイティブ・アワードで最優秀主演女優賞を受賞した。

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『ブラックペアン シーズン2』── 二宮和也が一人二役を演じた続編

TBSの日曜劇場で7月7日から9月15日まで全10話が放送された。シーズン1の主人公と瓜二つの天才心臓外科医・天城雪彦が東城大学病院に現れ、医療界の常識に挑む。二宮和也がシーズン1の渡海征司郎に続いて天城を演じて一人二役を務め、竹内涼真が世良雅志を演じた。海堂尊の小説『ブレイズメス1990』と『スリジエセンター1991』が原作。

初回11.8%でスタートし、最終話で作品最高の12.0%を記録、平均は11.3%だった。

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『海のはじまり』── 最終回で作品最高視聴率

フジテレビ「月9」枠で7月1日から9月23日まで全12話と特別編が放送された。大学時代の恋人の葬儀で、自分に娘がいることを知った青年が、親になることの意味と向き合う。生方美久のオリジナル脚本で、目黒蓮が月岡夏を、有村架純が百瀬弥生を、泉谷星奈が南雲海を、古川琴音が南雲水季を演じた。

初回8.0%でスタートし、最低6.1%まで下がったあと、最終回で作品最高の9.5%を記録、平均は7.6%だった。第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演男優賞(目黒蓮)とTVerアワード2024ドラマ大賞を受賞し、Yahoo!検索大賞2024ドラマ部門で3位となった。

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『西園寺さんは家事をしない』── ドラマアカデミー賞最優秀作品賞

TBSの火曜ドラマとして7月9日から9月17日まで全11話が放送された。「家事をしない」と決めた38歳の会社員・西園寺一妃(松本若菜)が、シングルファーザーの部下・楠見俊直(松村北斗)とその娘ルカ(倉田瑛茉)と「偽家族」として暮らすことになる。ひうらさとるの漫画が原作。

初回7.3%が作品最高で、最低5.4%、最終回6.5%、平均6.6%を記録した。第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞と助演男優賞(松村北斗)を受賞した。

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『新宿野戦病院』── 宮藤官九郎が2024年に送り出した2本目の連続ドラマ

フジテレビの水曜夜10時枠で7月3日から9月11日まで全11話が放送された。歌舞伎町の小さな病院で、元米軍軍医と美容皮膚科医が救急医療の現場に飛び込む。1〜3月期の『不適切にもほどがある!』に続く宮藤官九郎のオリジナル脚本で、小池栄子がヨウコ・ニシ・フリーマンを、仲野太賀が高峰享を、橋本愛が南舞を演じた。

初回7.9%が作品最高で、最低5.5%、最終回6.9%、平均6.4%を記録した。ギャラクシー賞2024年9月度月間賞を受賞した。

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『おむすび』── 9月末に始まった2024年度後期の朝ドラ

NHK連続テレビ小説第111作として、9月30日から2025年3月28日まで月〜金曜の朝8時に全125回が放送された。9月末に始まったため7〜9月期の作品として扱うが、放送期間の大半は10〜12月期以降にあたる。平成元年生まれの米田結(橋本環奈)が福岡・糸島で「ギャル」文化と出会い、栄養士として人と人とをつないでいく物語。根本ノンジのオリジナル脚本で、佐野勇斗、仲里依紗、北村有起哉が共演した。

初回16.8%と前作『虎に翼』の初回(16.4%)を上回ったが、週間平均は初週の16.1%が最高で、期間平均は13.1%だった。日刊スポーツはこの平均を、放送終了時点で朝ドラ歴代最低と報じた。

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『Shrink―精神科医ヨワイ―』── 精神疾患に正面から向き合った全3回

NHK総合の「土曜ドラマ」として8月31日から9月14日まで土曜夜10時に全3回が放送され、NHK BSプレミアム4Kでも放送された。新宿で小さな精神科クリニックを営む医師・弱井幸之助(中村倫也)と看護師・雨宮有里(土屋太鳳)が患者と向き合う物語で、各回にパニック症・双極症・パーソナリティ症をサブタイトルとして掲げた。七海仁が原作、月子が作画を手がけた漫画をもとに、大山淳子が脚本を、中江和仁が演出を務めた。第1話には夏帆がパニック症に苦しむシングルマザー役で出演した。

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