2024年4〜6月期 日本ドラマ総まとめ
編集部 · 2026-10-11
2024年4〜6月に放送が始まった日本ドラマは68作品。NHK朝ドラ『虎に翼』は期間平均16.8%を記録し、朝ドラとして初めて放送文化基金賞ドラマ部門最優秀賞(2025年・第51回)を受賞した。民放ではTBS日曜劇場『アンチヒーロー』が平均10.8%を記録し、平均6.0%だった関西テレビ『アンメット ある脳外科医の日記』はザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品賞と日本民間放送連盟賞最優秀賞を受賞した。
視聴率はビデオリサーチ調べ、関東地区の世帯視聴率。Netflixの順位はNetflix公式の週間ランキング(日本のTV番組TOP10)。
『虎に翼』── 放送文化基金賞最優秀賞を受けた初の朝ドラ
NHK連続テレビ小説として、4月1日から9月27日まで月〜金曜の朝8時に全130回が放送された。三淵嘉子をモデルに、昭和初期に法曹の道を志した猪爪寅子(伊藤沙莉)が日本初の女性弁護士の一人となり、戦中・戦後の司法の現場を切り開いていく。吉田恵里香のオリジナル脚本で、仲野太賀が佐田優三を、岡田将生が星航一を、石田ゆり子が猪爪はるを演じた。
初回16.4%でスタートし、第22週に週間平均最高の17.6%を記録、期間平均は16.8%だった。朝ドラとして初めて2025年の第51回放送文化基金賞ドラマ部門最優秀賞を受賞し、第62回ギャラクシー賞テレビ部門大賞、第121回ザテレビジョンドラマアカデミー賞主演女優賞(伊藤沙莉)・助演女優賞・ドラマソング賞も受賞した。Yahoo!検索大賞2024ドラマ部門でも1位となった。
『アンチヒーロー』── 長谷川博己が弁護士を演じたオリジナル法廷劇
TBSの日曜劇場で4月14日から6月16日まで全10話が放送された。殺人の容疑者をも無罪にする弁護士・明墨正樹(長谷川博己)が、常識を覆す法廷戦略で事件の裏側を暴いていくオリジナル法廷劇。北村匠海が赤峰柊斗を、堀田真由が紫ノ宮飛鳥を演じ、野村萬斎も出演した。
初回11.5%でスタートし、第2話で作品最高の12.8%を記録、最終回12.2%、平均10.8%だった。第120回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で主演男優賞(長谷川博己)と助演女優賞(堀田真由)を受賞した。
『アンメット ある脳外科医の日記』── ドラマアカデミー賞最優秀作品賞
関西テレビの制作で、フジテレビ系の月曜夜10時枠で4月15日から6月24日まで全11話が放送された。事故で脳を損傷し、新しい記憶を1日以上保てなくなった脳外科医・川内ミヤビ(杉咲花)が、日記を頼りに医療の現場へ戻っていく物語で、子鹿ゆずる・大槻閑人の漫画が原作。若葉竜也が三瓶友治を、井浦新が大迫紘一を演じ、篠﨑絵里子が脚本を手がけた。
初回6.0%でスタートし、最終回で作品最高の6.8%を記録、平均は6.0%だった。第120回ザテレビジョンドラマアカデミー賞で最優秀作品賞など6冠に輝き、東京ドラマアウォード2024優秀賞、2025年日本民間放送連盟賞テレビドラマ番組部門最優秀賞を受賞した。杉咲花はこの作品と『海に眠るダイヤモンド』の演技で、2025年に第62回ギャラクシー賞テレビ部門個人賞を受賞した。
『燕は戻ってこない』── 代理出産を描いたNHKドラマ10
NHK「ドラマ10」(火曜夜10時)で4月30日から7月2日まで全10話が放送された。生活苦にあえぐ非正規雇用の女性・大石理紀(石橋静河)が、子どもを望む夫婦の代理出産を引き受ける物語で、吉川英治文学賞を受賞した桐野夏生の小説が原作。稲垣吾郎が草桶基を、内田有紀が草桶悠子を演じ、長田育恵が脚本を手がけた。
東京ドラマアウォード2024で連続ドラマ部門優秀賞と主演女優賞(石橋静河)、助演女優賞(内田有紀)を受賞した。
『花咲舞が黙ってない』── 主要キャストを一新した新シリーズ
日本テレビ「土ドラ9」枠で4月13日から6月15日まで土曜夜9時に全10話が放送された。銀行の支店を調査する「臨店班」の行員・花咲舞(今田美桜)が組織の不正に立ち向かう物語で、池井戸潤の小説が原作。2014・2015年に杏の主演で放送された作品を主要キャストを一新して新たに制作し、山本耕史が相馬健を、菊地凛子が昇仙峡玲子を演じた。
初回7.8%でスタートし、最終話で作品最高の8.1%を記録、平均は7.3%だった。
『366日』── HYの楽曲から生まれた月9ラブストーリー
フジテレビ「月9」枠で4月8日から6月17日まで全11話が放送された。高校の同級生だった雪平明日香(広瀬アリス)と水野遥斗(眞栄田郷敦)が久しぶりに再会して想いを通わせるが、ある出来事によって2人の時間は大きく変わってしまう。HYの楽曲「366日」から着想を得た、清水友佳子のオリジナル脚本。
初回7.2%が作品最高で、最低5.4%、平均6.1%を記録した。
『9ボーダー』── 「9」のつく年齢を迎えた三姉妹の物語
TBSの金曜ドラマとして4月19日から6月21日まで金曜夜10時に全10話が放送された。タイトルは19歳・29歳・39歳のように各年代の最後の年齢を指す造語で、その年齢を迎えた三姉妹が恋や仕事、人生の選択を前にそれぞれの道を探す。川口春奈が次女・大庭七苗(29歳)を、木南晴夏が長女・成澤六月(39歳)を、畑芽育が三女・大庭八海(19歳)を、松下洸平が記憶を失った男・コウタロウを演じた。脚本は金子ありさ、主題歌はSEKAI NO OWARIの「Romantic」。
初回は6.7%、第2・3話は5.1%、最終回は6.5%だった。
『からかい上手の高木さん』── 小豆島で撮影された実写ドラマ
TBSの深夜ドラマ枠「ドラマストリーム」で4月2日から5月21日まで火曜夜11時56分に全8話が放送され、Netflixでは3月26日から地上波に先駆けて毎週配信された。香川県小豆島の中学校で、隣の席の高木さん(月島琉衣)にいつもからかわれる西片(黒川想矢)がやり返そうと奮闘する物語で、山本崇一朗の漫画が原作。今泉力哉が監督を務めて金沢知樹・萩森淳とともに脚本を手がけ、江口洋介が担任の田辺先生を演じた。
全編を小豆島で撮影し、5月31日公開の実写映画につながる物語として制作された。永野芽郁・高橋文哉が主演した映画は、ドラマの10年後を描く。
『1122 いいふうふ』── 「公認不倫」を選んだ夫婦を描くPrime Videoドラマ
Amazon Prime Videoで6月14日に第1〜3話、21日に第4〜5話、28日に第6〜7話が世界独占配信され、全7話で完結した。結婚7年目のウェブデザイナー・相原一子(高畑充希)と夫の二也(岡田将生)は子どものいないセックスレス夫婦で、妻が認めた夫の恋愛、いわゆる「公認不倫」を選ぶ。渡辺ペコの漫画が原作で、今泉力哉が監督を、今泉かおりが脚本を務めた。西野七瀬が二也の恋人・柏木美月を、高良健吾が美月の夫・柏木志朗を演じ、主題歌はスピッツの「i-O(修理のうた)」。
『Destiny』── 石原さとみ、3年ぶりの連続ドラマ
テレビ朝日の火曜9時枠の連続ドラマとして4月9日から6月4日まで全9話が放送された。横浜地検の検事・西村奏(石原さとみ)が、大学時代に起きた事件と20年前の父の死にまつわる真実に迫りながら、当時の恋人・野木真樹(亀梨和也)と再び向き合うサスペンスラブストーリー。石原さとみが3年ぶりに連続ドラマに復帰して初の検事役を務め、吉田紀子が脚本を手がけた。宮澤エマ・矢本悠馬・田中みな実が大学の同級生として出演した。
初回7.9%でスタートし、第7話で最低の6.7%まで下がったが、最終回で作品最高の8.3%を記録し、平均は7.5%だった。Netflix日本のTV番組TOP10では4月14日の週に1位となり、6月9日の週まで9週連続でTOP10入りした。