- TMDB 評価
- 集計前
- 人気度
- 0.9
小説を書こうとノートパソコンを開くユニョンは、何もしようとしない主人公と言い争いながら、何度もデリートキーを叩く。物語の主人公たるもの、積極的であり成長し、それでなければ何かしら事件のひとつくらい経験すべきではないか。しかしユニョンの主人公は部屋の隅でお菓子をかじり続けるだけだ。決まらないジャンル、動かない主人公、無意味に繰り返される場面転換。これはユニョンが書いている小説の問題であり、大きく見ればユニョン自身の人生の問題でもある。ユニョンは一文も前に進めない余白の前で感じる途方もなさを、今こそ突き破ろうとする。













